20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
輸入元(フィネス)
2021年は4月に霜が降りてしまい、さらに雨が続いたので葡萄の腐敗も蔓延したために収穫量が例年の75%減と非常に少なくなってしまいました。そのため、いつも通り区画ごとに分けて醸造することが難しかったので全てのキュヴェを1つにまとめて醸造して特別ラベルでリリースすることになりました。ディディエ ダグノーの歴史の中でもキュヴェを1つにまとめるのは過去1度あったくらいで、ここまで生産量が少ないヴィンテージは初めてでした。フレッシュな青い果実のニュアンスにシレックス香、洗練された酸味とミネラル豊かで鉱物的な果実味、引き締まった直線的な味わいで温暖化が進む近年では味わえないソーヴィニヨンらしさがあります。また、2021年のサンセール モンダネは葡萄が出来なかったために醸造していません。
2008年に飛行機事故で早世した故ディディエ氏の跡を継いだ息子のルイ ベンジャマン氏は、葡萄の成熟を重視しながらヴィンテージごとの個性やテロワールをしっかり表現するワイン造りを行っています。畑の広さは約12haで土壌と環境を尊重し、父の故ディディエ氏が1989年から続けてきたビオディナミを引き継いでいます。畑の区画によっては馬で耕作を行い、出来る限り機械は使わないような栽培方法が採られています。ジュランソンの畑は2002年に故ディディエ氏が購入し、2004年に「レ ジャルダン ド バビロン」として初リリース。ラベルの絵はバビロン帝国の壁画に描かれていた神々から引用されています。
葡萄は畑で選別作業を行いながら手摘みで収穫されます。醸造所の2階にある除梗機で100%除梗され、1階にある空圧式圧搾機でプレスし、地下のタンクへ葡萄果汁が運ばれます。この間の葡萄の移送はすべて重力によって行われます。そして醗酵前に果汁を冷やし、不純物を取り除くための澱引きを密に行います。樽でのアルコール醗酵には純正培養酵母が使われ、新樽と1~3年樽をそれぞれ25%ずつ使用。樽の種類も特注のシガールと呼ばれる300ℓの樽とドゥミ ムイと呼ばれる600ℓの樽を主に使用し、澱に触れる面積の違いによって味わいにも違いが出るようにしています。12ヵ月の醗酵、熟成後にステンレスタンクでアサンブラージュをしてさらに8ヵ月熟成させます。すべてのワインにおいて同様の醸造が行われているので、各アイテムの違いはテロワールのみになります。
2017年ヴィンテージにおいて、分析上の数値は問題なかったのにアペラシオン認証を得るための試飲で揮発酸が多いという指摘を受けてプイィ フュメの認証を得られませんでした。馬鹿げたルールと固定観念に囚われた一部の人々の偏見はプイィ フュメのアペラシオンのレベルを下げると感じたベンジャマン氏は、このような制度に縛られていてはドメーヌのオリジナリティや信念、哲学を表現する本物のワインを造ることは難しいと考え、2017年ヴィンテージから(ジュランソンのモワルーとセックは2015年ヴィンテージから)サンセール以外はAOPを放棄してVin de France(ヴァン ド フランス)としてリリースすることにしました。
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