


20歳未満の飲酒は法律で禁止されています
輸入元 エノテカ
ヴォーヌ・ロマネ レ・ボーモンは、南側にリシュブール、北側にエシェゾーという偉大なグラン・クリュに挟まれた絶好の立地の一級畑。丘陵のふっくらと盛り上がった、とりわけ素晴らしい区画です。ここで育ったブドウを使用したワインは、ブルーベリーやチェリーのアロマに、スミレの花やヴォーヌ・ロマネの特徴である枯葉やタバコの風味を備え、味わいは繊細で緻密。瑞々しい酸とミネラル感が感じられ、しなやかなボディがワインに上品な印象を与えています。ピュアでありながらも深みがある、リシュブールと並ぶジャン・グリヴォの看板ワインのひとつです。
ヴィンテージ情報
2019年のブルゴーニュは4月の霜害と初夏の暑さによる水不足で収穫量が大きく減少。ブドウの生命力と栽培家の力量が試された年となりました。しかし夏から秋に移る頃には冷涼な日々が続き、穏やかな収穫期を迎えたことで、上質な酸を備えたフレッシュなブドウの収穫に成功。2018年のワインが緻密なボディや凝縮感のあるスタイルであるのに対して、2019年のワインはピュアな酸が魅力の味わいに仕上がっています。
味わい
外観は輝きのあるルビーレッドの色調。グラスからは、チェリーやストロベリーなどの赤系果実のフレッシュな香り、赤バラの華やかなアロマやスパイス、火打石のようなミネラル感溢れるニュアンスが立ち上ります。口当たりはシルキーで柔らかく、艶やかな果実味と綺麗な酸が調和。余韻にはスモークやベルガモットのヒントが感じられ、多層的な印象を与えます。複雑性と立体感に富んだ秀逸な出来栄えの1本です。
ブルゴーニュ愛好家を魅了して止まないヴォーヌ・ロマネの名門、ジャン・グリヴォ。雑誌『フランス ブルゴーニュ生産者ガイド100』にて「ワインのエレガントさにかけては随一」と評される造り手です。また、アジアで初めてマスター・オブ・ワインとなったジェニ・チョ・リーMWがワイン評価誌デキャンタ2020年6月号にて、「ブルゴーニュの例外的な才能を有する10人の造り手」の1人に6代目マチルド氏を選出するなど、ワイン業界から称賛を集めています。
言わずと知れたヴォーヌ・ロマネ村の名門ドメーヌ、ジャン・グリヴォ。主にヴォーヌ・ロマネ村と、ニュイ・サン・ジョルジュ村に畑を所有し、そのうち半分以上はグラン・クリュ(特級畑)やプルミエ・クリュ(一級畑)という最良のテロワールを誇ります。現当主である5代目、エティエンヌ・グリヴォ氏の想いはただ一つ。「幸せな気持ちになるワインを造りたい」ということ。
1980年代は熟成能力の高い、凝縮感溢れるスタイルを貫いていましたが、1990年代以降、テロワールを最大限に表現するスタイルへシフト。畑ではリュット・レゾネ方式を採用し、醸造でも、低温マセラシオン期間を短めに、SO2の使用を最小限に抑えるなど、極力人の手を加えない、ブドウ本来の力に任せたワイン造りを行っています。
その結果、ジャン・グリヴォは2007年には、ワイン評価誌デキャンタにおいて、マスター・オブ・ワインであり、ブルゴーニュに精通した評論家として名高いクライブ・コーツ氏が選出した「時代を通じて活躍するブルゴーニュの10大ドメーヌ」に選出されるなど、確固たる地位を築いています。
これもひとえに、理想のワインを求める研究熱心なエティエンヌ氏の情熱の賜物と言えるでしょう。2010年からは、エティエンヌ氏の娘であるマティルド氏と息子のユベール氏がドメーヌに参画。2020年以降は、エティエンヌ氏がブドウ畑で収穫チームを指揮、マチルド氏とユベール氏は主に醸造を担当し、エティエンヌ氏の意思を継ぎながら、ファミリー全体でドメーヌを運営しています。
卓越したバランスと複雑味を纏った、官能的で優美なスタイル
ジャン・グリヴォのワイン造りに関して、エティエンヌ氏が指揮していた頃からの品質面の大きなステップがありました。2009~2010年に、余計なタンニンの抽出を抑制するために、ブドウや発酵後のワインをタンクへと移す際に使用していたポンプの使用を廃止。また、2013年に新しく除梗機を導入したことで、以前よりも除梗が効果的に行われ、ワインはさらにベリー系の風味が表現されるようになりました。
テロワールの表現を重視する5代目エティエンヌ氏の想いを受け継ぎながらも、世代交代と共に進化を続けるジャン・グリヴォ。そんな彼らが生み出すワインは、妖艶なアロマとベルベットのような柔らかな舌触りが特徴。凝縮感がありながらも硬さはなく、果実を丸ごとかじったような瑞々しい風味豊かな味わいです。そのスタイルはアペラシオンを問わず、グラン・クリュからヴィラージュまで一貫しており、飲む人を至福のひとときへと導いてくれます。
特にヴォーヌ・ロマネのワインであれば、アペラシオンの個性と相乗効果となり、実に優雅な印象に。また一般的に力強く筋肉質な味わいと言われるニュイ・サン・ジョルジュのワインもジャン・グリヴォの手に掛かれば、しなやかでエレガント、若いうちからも楽しめるひと味違った仕上がりとなります。
ワインの味わいを表現する言葉の中に「Sensuality(官能的)」というものがありますが、こちらはエティエンヌ氏のお気に入りの言葉の一つ。ジャン・グリヴォが造り出す、まさに官能的な味わいのワインをぜひお愉しみください。
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